フィエル・ドス・サントス (Fiel dos Santos)
1972年、モザンビークのマプトに生まれる。間もなく、内戦が始まり、家族は離散、二人の兄は互いに敵味方となって戦場に出る。このため、フィエルは14歳から15歳にかけて、一人で生きていくことに。幼少より絵を描いていた彼は、この時期、絵を売って生活の糧としたという。後に、陶芸や木彫にも手を広げる。
1997年、アーティストたちの共同体「ニュークレオ・デ・アルテ(Núcleo de Arte)」(芸術センター)でおこなわれた、TAEのプロジェクトによりアートの作品を制作するワークショップに参加して以降、武器を用いた作品の制作に従事するようになる。